吉野酒店グループ ワインショップ カーヴ・ド・ヴァン・ヴェルジェ

STAFF blog

これから大注目!! ルーマニアワイン。

2012年05月20日

こんにちは。またまたスタッフ日高です。

 

先日、宮崎で行われた日本ソムリエ協会・南九州支部 第4回分科会セミナー

「ルーマニアワインの背景と土着品種の紹介」に参加してきました。

 

「ルーマニアのワイン!?」とお思いの方もいらっしゃるかと思いますが、

実は、東ヨーロッパでワイン生産量第1位の国。

国内消費が9割を占めるため、日本での流通量はまだまだ少ないとの事で、

恥ずかしながら実は私も、ほとんど飲んだ経験がありませんでした。

 

ルーマニアワインの歴史は古く、EU加盟国で最も古い4000年前にはすでに

ワイン用のブドウ栽培が始まっていたと言われています。

その後ワイン文化が発展し、世界初の万博「パリの万国博覧会」にて

ルーマニアワインが金賞を受賞するという快挙を成し遂げるのですが、

1948年からの共産主義時代にはワイナリーが全て国有化され、品質の低下、自由貿易の抑圧など

ルーマニアワインにとっての暗黒時代が訪れます。

1989年、チャウセスク独裁政権が崩壊し、ルーマニアワインは再び世界へ。

2007年のEU加盟に伴い、ワイナリー立上げへの補助金制度などもあって

今では多くの若手醸造家が最新技術を導入しながら、ワイン造りをしています。

 

今回の講師は、ルーマニア出身のベレシュ・アレクサンドル・ダニエル氏。

時折冗談を交えながら、流暢な日本語でお話が進められます。

 

今回とっても興味深かったのが、タイトルにもある「土着品種」について。

ルーマニアは100種類以上の土着品種のある土地で、”古代品種のみを使用”というコンセプトのもと

作られるワインも多いそうです。

中には3000年前と同じ味(実際には醸造技術などで、ワインとしての品質は違うのでしょうが)が

味わえる、というものもあり、テイスティング前から、参加者の皆さん興味深々の様子。

テイスティングに試供されたのは、以下の5種類でした。

(1)セナトール モンシェール・バベアスカ・グリ2009(白/辛口)

(2)セナトール プライベートセレクション・白2008(白/辛口)

(3)セナトール モンシェール・フェテアスカ・ネアグラ2009(赤/中重口)

(4)ドメニーレ・サハテニ アルティザン・レッド2007(赤/中重口)

(5)セナトーレ モンシェール・タマヨアサ・ロマネアスカ2009(白/甘口)

心の中で、「うーん。ほぼ初耳の品種名ばかり・・(汗)」と思っていると、

ダニエル氏から説明が(*^_^*)

 

(1)のバベアスカ・グリは、実は20年前に絶滅していたと思われていた品種。

日本語では「グレーの熟女」という意味で、わずか栽培面積4haだそうです。

意外にもクリアですっきりとした酸味の、爽やかな白ワインでした。

 

(2)は土着品種と国際品種をブレンドした白ワイン。

フェテアスカ・レガーラ(王家の乙女)とソーヴィニヨン・ブラン、イタリアンリースリングの

ブレンドです。

華やかな香りと熟した果実の味わいが心地よく、軽く冷やすのがベスト!!な味わい。

 

(3)は”フェテアスカ・ネアグラ”、「黒い乙女」の意の赤ワインです。

若々しい香りと、プルーンやシナモンのような複雑な香り。柔らかな渋味が印象的です。

 

(4)はフェテアスカ・ネアグラとカベルネソーヴィニヨン、メルローのブレンド。

3品種がほぼ均等にブレンドされているとの事で、ブラックベリーや黒胡椒、少し花のような

香りのする、エレガントな赤ワインでした。

 

(5)は香りを嗅いだ瞬間に、あまりの濃厚さにクラッとくるほど。

ジャスミンや杏仁のような、とにかく華やかな香り。

それもそのはず。「タマヨアサ」というのは、植物の花の名前だそうで、

その昔、女性が髪につけて歩くと、その香りで男性が振り返る、といわれたそうです。

 

・・ここまで聞いて、お気づきの方もいらっしゃるのではないでしょうか。

そう、ルーマニアのぶどう品種は、その多くが「女性」に関連する名前だという事を☆

素敵な女性が素敵な男性を引き付けるように、良いワインに昔の人々も魅了されたんですね・・。

思いがけず、そんな普遍の法則に思いを馳せた一日でした。

 

と!!実はその前日、弊社ワインメンバーとダニエル氏含むインポーターの方々で、

一足先にルーマニアワインの試飲会をさせていただいていたのです♪

下の写真はその様子・・。ありがとうございました!!

Ron Zacapa(ロン・サカパ)

2012年05月16日

こんにちは。スタッフ日高です。

 

先程、弊社会議室で行われた「ロン・サカパ セミナー」に参加してきました。

ラム酒のお話ですが、とっても興味深かったのでご報告を・・。

 

セミナーの講師は、ロン・サカパのブランドアンバサダー、ジュリアン・キンテロ氏です。

ラムの発祥から話は始まり、まず原料のさとうきびの栽培について。

インドで栽培され始めたさとうきびは、アラブ人によってスペインへ、

そしてカナリー諸島とアメリカに運ばれ、今では多くの地域で作られています。

栽培可能な地域ではラムの製造も可能であるため、

ラムは「世界で最も多くの地域で生産されている蒸留酒」なんだそうです。

 

そして、ラムのスタイルは、宗主国や原料の違いによって様々なタイプに分かれるとの事。

スコッチの酒造方法を取り入れた、スパイシーなタイプの「イギリス系Rum」

コニャックの酒造方法を取り入れた、フレッシュで爽やかな「フランス系Rhum」

シェリーやシェリーブランデーの酒造方法を取り入れた、甘くフルーティーな「スペイン系Ron」。

 

また原料によっても「インダストリアル・ラム」「アグリコール・ラム」と分けられるそうですが、

ロン・サカパの原料はそのどちらにも属さない、「バージン・シュガーケイン・ハニー」。

一番搾りのさとうきびジュースを濃縮してつくられるバージン・シュガーケイン・ハニーと

一般的な原料とされている糖蜜の試食をさせていただいたところ、

透明で、甘く香ばしい前者に比べて、糖蜜は黒くねっとりとしており、

甘さも弱い感じ。後味には焦げっぽい香りが・・。

 

もちろん、ロン・サカパの試飲もさせていただきました♪

6~23年熟成ラムのブレンド「ロン・サカパ23」はハチミツのような甘い香りと

レーズンのような凝縮した風味。アルコールは40%あるのですが、

そうは感じさせないほどスムーズに飲めてしまいます。

 

次は6~25年熟成ラムのブレンド「ロン・サカパXO」。

先程のイメージで香りを吸い込むと・・意外にもドライな感じ。

味わいも、甘さというよりはスパイシーさが感じられて、とっても大人な味。

こちらもすっと入ってくる口当たりです。

 

普段なかなか口にしないラム酒でしたが、大変いい経験になりました。

ジュリアンさん、インポーターさん、ありがとうございました!!

 

くまモンキャンディーいただきました!!

2012年05月04日

こんにちは。スタッフ日高です。

 

今日、お客様からキュートなお菓子をいただきました!!

熊本発のキャラクター、「くまモン」がパッケージに描かれている、

「熊本彩果キャンディー」です☆

 

~熊本の特産品で作った5種のキャンディー~とのことで、

デコポン、天草晩柑、晩白柚、いちごミルク、スイカ、の5種類。

個人的には、「スイカ味」がとっても気になります!!

 

しかも、パッケージを組み立てると、くまモンあめちゃん入れにもなるとの事!!

早速組み立ててみたのですが・・ココロが逸りすぎて、端っこをビリリ・・orz

ちょっとだけ残念なあめちゃん入れになってしまいました(´Д`)

 

M様、ありがとうございました!!

カツオ~(^◇^)♪

2012年04月25日

こんにちは。スタッフ日高です。

 

昨日、今が旬☆の「初かつお」をいただきました(*^_^*)

ご存じでしょうか??実は、宮崎は近海かつお一本釣・日本一なのです!!

県内の約220店舗では5/6まで「初かつおフェア」が行われています。

対象店でかつおを購入または食事をすると、シェラトン・グランデ・オーシャンリゾートの

ディナー付宿泊券や、水産物の加工品セットが当たる、というキャンペーン実施中☆

 

・・と、全く関係ないのにキャンペーンの案内をしてしまいましたが、

とにかく、そう思えるほど「美味しかった」ということです(^_^;)

 

旬のものを食べると、何だかちょっと豊かな気分になりますよね♪

みなさんも是非、宮崎の「初かつお」、お試しください(^_-)-☆

ヴェルジェ

宮崎市橘通東3-4-12

宮崎山形屋地階

TEL&FAX:(0985)-31-3077

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